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第5回プサン国際映画祭で国際映画 批評家連盟賞を受賞した「ひまわり」
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この作品のスタッフやキャストに支えられ、
やりたい事が出来た。 賞は御褒美と語る行定勲監督。
プサンでも、いちばんウケたのが
根岸さんのスタントシーン。 あのシーンは、根岸さんのアドリブで 『とりあえず、やってみよう』
ということで、一発OK!でした。
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根岸季衣 : みんなで走ったシーン、まさにみんなで作ってる!って。 役者もスタッフも死にもの狂い。 監督、具合悪くて、スタッフも寝てない。
ボブ鈴木 : お腹に綿をなるべくたくさん詰めました。 きゅうきゅうの喪服で、暑くて汗だく。 車の中も、きゅうきゅうで下に落ちた物も拾えない。
行定勲監督 : リピーターの人で12回という方がいました。 自分も見てない回数に驚いた。 ところで、根岸さんのホームページ盛り上がってますよね。 『雑感』とか好きです。 BBSの映画の感想とか見たりしてます。
根岸 : 映画って、見る日、見る天気、見る自分のコンディションもあるよね。 その時によって違ってくる。
「ひまわり」は、自分にゆとりのある時に見ると、 いろんなことがしみこむ映画ですよね。
監督 : 批評家連盟賞というよりキャスティング賞って気がします。
根岸 : 最後の方の舟のシーンでも、 あんな人も出てたの・・こんな人も出てたの・・ って、宝の山って感じ。
監督 : 悲しい中にも笑いがある。 根岸さんは、はじめ、泥んこになって転びたいと言ってたんですけど… ロケ場所が泥の所ではなかったんで。 根岸さんの転びっぷりは、笑えます。笑えるんだけど悲しい。 演出はしていません。根岸さんに託したシーンです。
見れば見るほど悲しくなる。滑稽なんだけど悲しいみたいなね。
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根岸 : 身を削ってるようなんだけど、
削ってるんじゃなくて、
刻んでるってフィルムを見てると、
なんだか宝物をみんなで作ってるって。
自分が、その時を…その瞬間を…
ちゃんと残してける そういう仕事をしてゆけて幸せです。
監督 : 日本映画は、つくったらつくりっぱなしで、
宣伝が行き届かなくて、 お金もないんで、ますます届かない。
レイトショーやトークショーに、
こうして足を運んでくれる
お客さんがいなくなったら 日本映画はダメになる。
みなさん、見捨てないで下さい(笑)
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