スリーパーズ

スリーパーズ
スリーパーズ
Sleepers
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ジェイソン・パトリック、ブラッド・ピット、ロン・エルダード、ビリー・クラダップ、ロバート・デ・ニーロ、ケヴィン・ベーコン
1966年、ある事件が元で少年院に送られた4人の少年たち。
その少年院では、看守たちの暴行が横行していた。
そして1981年。成長した少年達のうちの2人が、レストランで、リーダー格の看守と出会う。
そして・・・
実話を元に書かれた小説の映画化らしいが、
映画のうちの3分の1を使って少年時代もじっくり描かれる。
この部分は、とても重要。
天真爛漫な少年たちと、その後の少年院での彼らとの表情の違いに
胸が痛くなる。
この映画はキャストがすごいんです。
以前観た時、誰を目的に観たのか忘れてしまったくらい、ハンサムくんも満載(爆)
どちらの時代もシェイクス中心に物語が語られる。(原作者本人)
読書好きで素直な少年時代を演じたのはジョー・ペリノー。
記者に成長した青年時代は、ジェイソン・パトリック。
人がよさそうな笑顔がかわいらしいジョー。
ジェイソンは、首謀者で被害者の一人でありながら、どこか傍観者のようにもみえるサラリ感。
心をどこかにおいてきたままでなければ、生きていけなかったのだろうと思わせる。
「ロストボーイ」のアイドル時代も今は昔のすっかり渋系。
最近は「アラモ」でも主演クラスを演じていた。
4人の中心となるマイケル
悲劇の発案者、正義感に燃える金髪麗しい少年時代にブラッド・レンフロー。
なんと検事になっていた青年時代は、ブラッド・ピット。
「依頼人」で、事件の目撃者を演じて一気に世に出たレンフロー。
今みると、ほんときれいな子ですね。最近はどうしているのでしょう。
私にとってのピットは、「テルマ&ルイーズ」や「リバー・ランズ・スルー・イット」の笑顔くん。
今回は、うってかわって心に傷を持ったまま成長した役どころを。
裁判後の複雑な表情が、とても良かった。
おチビくんで芸術肌のジョー
天真爛漫さと寂しい瞳が同居する少年時代にジェフリー・ウィグダー。
寂しい瞳だけが残ってしまった印象のチンピラ1号青年時代にロン・エルダード。
おチビちゃんでありながら、いろんな苦労を重ねてきていて
それでも、笑顔がかわいい少年だったが・・・
少年院で、一番気の毒になるほど、やつれてみえたのがこの子。
あのおチビちゃんが、おっきくなったもんだ(笑)時代を演じるロン。
ロンのことは、前「ER」枠でも熱く語っておりますが
4人の中で一番、少年時代との接点をみつけられる役だったのではないでしょうか
素晴らしい絵画の腕を持ちながら、チンピラにしかなれなかった悲しさ、
あの瞳がすべてを物語っている。
主演TVシリーズ「ブラインド・ジャスティス」は、
残念ながら1シーズンで終わってしまったようですが
今後に期待をよせて♪
はっきり言って、目立たない(爆)トミー
少年時代にジョナサン・タッカー。
すっかりチンピラ2号青年時代にビリー・クラダップ。
ジョナサンは、なんとなく人のよさそう~な柔和な表情を持つ。
だからこそ、少年院での出来事を不憫に思ってしまう。
成長して一番雰囲気がかわったのがこのトミーだけど
(そりゃ、別人が演じるんだから当然なんだけど(爆))
あの柔和な感じの子が受けた傷は大きかったのだと
何やら説得力を感じてしまった。
その、青年時代のビリー・クラダップ。
この頃は、線が細い美青年という感じだったけれど、
「あの頃ペニーレインと」や「ビッグフィッシュ」では、思ったよりも骨太な青年になっていた。
(個人的には線の細い時代のが好みだ(爆))
さーて、出演者はこれだけじゃないのだ。
子供の頃から彼らの理解者であり、最後に重要な決断を迫られる神父役に
ロバート・デ・ニーロ。
彼らと同じ時を過ごしてきた、紅一点キャロルにミニー・ドライバー。
「オペラ座の怪人」のカルロッタとは別人(笑)
シェイクスの告白を聞く時の彼女の表情にぐっときた。
アル中弁護士にダスティン・ホフマン。
シェイクスの暴力父にブルーノ・カービー。
裏街道の王キング・ベニーにヴィットリオ・ガスマン。
などなどなどなど
脇を固める役者さんも、す~ばらすぃ!
いかん。一人忘れてた(爆)
ケヴィン・ベーコン。
ほんっと憎たらしい看守役だ~~~
あのツンとした目とツンとした鼻が憎たらしさを増幅!
最後に成長した4人(とキャロル)が集まる。
とても好きなシーンだ
みんな笑顔だけれど、何か悲しくなる。
ストーリー的にすっきりしたかと言うと、モヤモヤ感はある。
でも、後味の良さと悪さが混在する鑑賞後感に、嫌悪感はなかった。
淡々と事実を描いていく感じで
キャラクター一人一人の心情は、具体的には描かれない
心情と行動との 間 は、観る側の受け取り方。
その 間 が好きです。 
 
「モンテ・クリスト伯」が物語の重要なキーワード。
実は、このお話知らない。
ガイ・ピアースが出演している映画があった気がするので、今度観てみたいと思った。

4 thoughts on “スリーパーズ

  1. 哀生龍

    TB有難うございます。返そうと思ってのですが、半端にしか書いてなかったので、止めました(苦笑)
    本当に1人1人を丁寧に描いた少年時代が、物凄く良かったですよね! 子役の皆さんも素晴らしい。
    笑顔がいっぱいの悪戯っ子集団。悪戯がとんでもない事になった時のショック。 そして看守の虐待に耐える日々…
    久し振りに仲間と会った時のロン君のハグ! 強烈過ぎませんか?
    技掛けてるんじゃないかと思うぐらいで(苦笑)
    セリフが少なくて寂しかったのですが、表情や眼差しで多くを語れる役者だと、実感させてもくれましたよね。

  2. まめ

    全然半端じゃないですよ~
    そんなこと言ったら、私の感想、どれも哀生龍様のところに
    TBできなくなっちゃいます(^^ゞ
    そう言われてみると、台詞少なかった!
    全然気付きませんでした(^^ゞ
    >表情や眼差しで多くを語れる役者だと、実感させてもくれましたよね。
    ほんとそうですね~
    あの時、その時、表情がひとつひとつ浮かびます。
    >久し振りに仲間と会った時のロン君のハグ!
    >強烈過ぎませんか?
    思いました思いました。
    抱かれてる方は、ぐるじぃぃぃぃぃぃって思ってるけど
    演技しなきゃ~と必死だったに違いないと!(笑)

  3. ハート

    私は金曜日は陶芸教室に通っているので、見られませんでした(l-l)
    この作品のロンは、少ない台詞で、ジェフリー・ウィグダーくんの少年時代を引き継いで、本当に多くを物語っていたと思います。ノークスをレストランで見つけた後、色んな想いが交錯した表情でトイレに行き、洗顔して、鏡を見つめる表情なんか、もうたまりません。裁判の最中にも絵を描く姿は、ここまで堕ちてしまっても、平穏な生活を求めている想いがひしと伝わってきました。
    ところで、目立たなかった(笑)トミーの少年時代のジョナサン・タッカーですが、ジェフリーとは対照的に(涙)、その後「ヴァージン・スーサイズ」「テキサス・チェーンソー」、そして近日公開のB・ウィリス主演「ホステージ」にも出演しているそうです。あのままひょいと伸びて、なかなかのハンサム君になってますよ。
    我がサイトで述べていますが、私はB・クラダップに嫉妬みたいな感情を抱いてるので、本当にロンにも大ホームランをここらでぶちかまして欲しいものです。いや、むしろ彼には「怪優」として、息の長い、各ジャンルで活躍する俳優になってほしいんですけどね。

  4. まめ

    私も観られなかったのですが、ビデオを録っておいたので
    二日にわけて観ました。
    ↑邪道ですが、一作を一度に見られる時間がなかなかとれなくて(^^ゞ
    >洗顔して、鏡を見つめる表情なんか、もうたまりません。
    うんうん♪
    あの表情をみて、彼の気持ちを考えると、
    観てるこちらが、ドキドキしてしまいました。
    裁判中の絵を描く姿には、悲しくなってしまいました。
    スクリーンタイムは、そんなに多くはありませんが
    ロンで好きな作品の、仲間入り♪
    トミーくんは、大活躍されてるのですね!
    と、今「ホステージ」のサイト飛んで驚きました。
    なかなかの美青年に育っちゃって~(笑)
    予告で、チラっとうつったときは、
    ヒース・レジャーに似てるな~と思っていたのですが
    トミーくんだとは知りませんでした。
    陶芸教室いいですね~
    ろくろをまわしてクルクル系でしょうか?
    (「ゴースト」ばり!)
    私は、まだ手ごねと絵つけしかしたことないのですが
    興味あるんです。
    今度教えてください!
    私は、機織りしてきました~(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA