ロケットボーイズ/ホーマー・ヒッカム・ジュニア

Rocket Boys
作:ホーマー・ヒッカム・ジュニア
訳:武者圭子


映画「遠い空のむこうに」の原作。
主人公であるホーマー・ヒッカム・ジュニアの自伝です。
父と同じ名を持つ主人公が生まれ住んでいるのは、コールウッド。ウェストバージニアの炭坑の町。少年たちは、フットボールで名をあげ奨学金をもらって町を出るか、卒業後炭坑で働くか、の二つの道しかない。そしてサニー(父と区別するためもあってか皆サニーと呼んだ)もまた、炭坑のリーダーである父のあとをついで炭坑へのレールがしかれていたはずだったが・・・・
私は映画の冒頭を見逃している。なので、なぜ映画の原題がOctorber Skyなのか疑問でした。その補足のために、この原作を手にとってみたわけで
す。
サニーが、スプートニクを打ち上げてロケットに対して情熱を持つきっかけである、打ち上げが10月だったのね。と、納得していたわけなんですが、ぴょんさんに、「原作の原題と比べてみて♪」と教えていただき、Rocket Boysと比べる・・・比べる・・・・・・・・比べ・・・・・・・・
おおおおおおおお!!!
まるで、「ダ・ヴィンチ・コード」の世界ですね(笑)
いや~英語のタイトルつけた方、シャレてますね~
これって、上映当時かなり話題になったのでしょうか?
また、既に手にとっているロケット・ボーイズの続編の冒頭で、ロケットの打ち上げには秋が最適だ、とありました。秋という季節が、ロケットと深いつながりがあったのですね。
映画と比較して、やはり映画用にアレンジした部分はいくつかありました。(父親との関係やロケットと町との関係などの細かい点など。サニーは炭坑では働いてないし、三角法を勉強するきっかけもちょっと違う)しかし、なんとドラマティックなノンフィクション。でも、いくら波乱万丈の人生をこえてきたとしても、それをドラマティックに表現できる人ばかりではないでしょう。作者は、小学生の頃から文才があり、先生から将来小説家になるのでは、と言われていたそうですが、ぐいぐい引き込む力は、やっぱり才能だろうな。
また、日本の宇宙飛行士とのつながりもまた驚いた。エピローグに出てくるのだけれど、エンディングでホロリ、とした後その文を読んで、再度ホロリ。
(エピローグの一番いいところが帯に書いてあるのは、ちょっと興ざめ。)
なせばなる。なさねばならぬ何事も。ならぬは人のなさぬなりけり。
という言葉を思い出す本。
そういえば、この「ロケット・ボーイズ」で、サニーは遊説中のケネディー(まだ大統領になるずっと前)に会い、月に行くことの重要性を質問したくだりがでてきた。
彼の言葉を聞いたせいだけではないだろうけれど、ケネディーが、アポロ計画に力を入れたのは有名な話し。ちなみに、そのケネディーが好きな言葉が、なせばなる。だったりします。

2 thoughts on “ロケットボーイズ/ホーマー・ヒッカム・ジュニア

  1. ぴょん

    本のご感想、すごくよくまとめられていて、また手にとりたくなりました。両タイトルの相関関係には私もはじめびっくりしました。こういうところ、私もすごく好きです♪次には人はどこまで飛んでいこうとするのでしょう。アポロの頃はとても夢と希望にあふれていたのだなぁと青年たちのピュアな瞳が目に浮かぶように、感想拝読しました。

  2. まめ◆ぴょん様

    ◆ぴょんさま
    まずは、タイトルの件教えてくださってありがとうございました!
    いえ、その前に映画の存在を教えてくださったのもぴょんさん
    こんな素敵な映画に出会うことができて、感謝感謝です♪
    今「ロケットボーイズ2」を読んでいますが
    ロケットを飛ばすことが主のストーリーラインではない
    少年たちの日常を楽しんでおります(^^)
    ずっと昔においてきてしまったピュアな気持ち・・・
    まだ間に合うかな?(笑)
    ちょっと目線をかえてみたいな~と思える1冊でした♪

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