バベル

Babel

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット

物語は、4つの地でスタートする。
モロッコ-羊追いの家族が、ジャッカルを追い払うためのライフル銃を手に入れた・・・
アメリカ人の夫婦リチャードとスーザンが互いの絆を取り戻すための旅行に出るが、そこでアクシデントが・・・
アメリカ/メキシコ-リチャードとスーザンの子供たちの子守をまかされているメキシコ人のアメリアは、息子の結婚式に出席したいが、子守のかわりがみつからないという・・・
日本-父と二人暮しの聾者であるチエコ。
トリハダもんでした。
凄い映画だな、と。
そんな陳腐な台詞しか思い浮かばない自分が悲しくなってくるわけですが。
四六時中予断を許さぬ展開。
この後どうくるの?このシーンはどうつながるの?
久々に良質の緊張感を味わいました。
アクションやサスペンス作品ではなく、人間ドラマなので、その緊張感をスカっと結論づけてくれるわけではありませんので、ご注意を。
多くを語らず、観客の感性に訴えかけ、考える余地を与えてくれる作品です。
だから、きっと受ける印象、感想はさまざまだと思います。
苦手な方も少なくないだろうな。

旧約聖書のバベルの塔のお話をご存知ない方は、チェックしてみてくださいませ。
それぞれの地で、言葉というものがどういう意味を持つのか、・・・・・持たないのか、とても考えさせられます。

どのパートもいろいろ考えさせられましたが、私が深く感銘を受けたのは、リチャードとスーザンの子供たちを預かったベビーシッターのアメリアのパート。
アメリカからメキシコに抜け、結婚式に向かった彼女に待ち受けていたのは、行きは良い良い帰りは怖いな展開。たった一つの彼女の小さな願い、わがままが、大きな事態を招いてしまいました。
しかし、どんな状況においても、アメリアの発する言葉は変わらなかったのです。
彼女がどういった人物かはストーリーを追ってわかってきますが、それまでの決して平坦ではないはずの人生まるごと考えさせられました。

とこれを書くと、あのモロッコのあのシーン!日本のこのパート!メキシコのあの場面!と芋づる式に思いが押し寄せてきますが、やはりタイトル通り、覚書程度におさめておこうかと思います。

そうそう、モロッコパートの彼らが俳優さんじゃなかったとはびっくりだ!!

ちょいと重めかな。気合が入ってるときにチャレンジを。

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