本「127時間」

映画「127時間」の原作本。
アーロン・ラルストン
訳:中谷和男

映画で言えば、結末のネタバレ部分に触れています。
映画を未見の方はご注意を。


先日観た127時間の原作本を読んでみた。
原作と書いたのは、自伝と書くと、映画の結末がわかってしまうと思ったから。
こちらはわかってること前提で、結末まで触れたいと思う。
最初に本出たときのタイトルは「奇跡の6日間」
このタイトルはいろんな意味でどうかと思う(^^ゞ
原題のBetween a Rock and a Hard Placeを日本語にするより、こう書いたほうがずっと引きは強いのはわかるけどね。私も目にしていたら買っていたかも知れない。
その点、映画タイトルはいいね。どうなるのかどきどきわくわくしつつも、リミットタイムがわかってるので、それに向かって”何かが起こる”心の準備ができる。
その時間とは、登山家のアーロンが峡谷に一人で出かけ、彼の手が石にはさまれて動けなくなった時間。
本は、前後はあるものの、そのほとんどがはさまれていた時のことを詳細に記している。
読んでいると、決して「奇跡」ではないことがわかる。
最初から、自分の状況、まわりの状況、さまざまなことを実に詳細に正確に分析し計算している。
生還できたのは、奇跡なんかではなく、全部自分で切り開いたことだ。
その冷静さがすごいのだ。
ただ、ある程度はその前にも計算していたけれど、ちょっと前でもちょっと後でもない、あのタイミングでその瞬間がきたのが、捜索が始まった直後であったことは、何らかの導き、奇跡だったのかも知れない。
こういう遭難ものを読むと、自分だったら?と考えてしまう。自分は生に向かって足掻けるのか?そしていつも答えは同じ。一番最初に脱落する自信がある(^^ゞ
映画ではカットされている部分がある。
映画ならではの脚色した部分がわかる。
映画にはない、アーロンを探す側がどう動いていたかもわかる。
映画にはない、救出後の詳細もわかる。
読んでよかった。
映画の感想を書いたときは、もう見直したくないと書いたけれど、この本を読んで、やっぱりもう一回観るしかない!と思っている。あのシーンは早送り再生かな(^^ゞ
息が詰まるような数時間の後のラストの解放感がクセになってしまった。また興奮して眠りが浅くなりそうだけど・・・

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